2月度各賞発表



 ★最優秀賞★  
   (競技)
  審判はコルコバードの丘の上 T濱山さん  (オリンピック)
       
 ★優秀賞★      
  飽きっぽい性格が向く五種競技 あられさん 陸上 五種
  ラージヒル小柄なサラの大ジャンプ 福期待さん スキージャンプ
  ウサギでもカメでもリオは遠かった ブランパンさん マラソン
   
 ★佳作★      
  何教ですか? 東京マラソンという巡礼 恭子さん マラソン
  決定と叫ぶ笑顔にある努力 B満義さん マラソン
  雪山のリーダーの跡踏んで行く 地球っ子さん 登山
  政治家へ天下ってくアスリート ザ・哲也さん (アスリート)
  言い訳はスタート前に決めている  O洋志さん  マラソン
       
 ★番外編★    
  賭博に麻薬 球団名は組名に NKさん  
       
     
   これまでの各賞  
  <前へ 12月 1月 2月 3月 次へ>   戻る  
     



たくさんの投句ありがとうございました。
2月中にいただいた投句の中から小社編集部が選考した結果です。
今回は辛辣な時事ネタが多く、編集部の選考は別の意味で難航しました。みなさまの思いが強い分、よく出来た句となっていました。
最優秀の「T濱山」さんおめでとうございます。来たるリオデジャネイロオリンピックの標語にして欲しいくらいです。さりげない言葉ながら、IOC、FIFAを始めスポーツ界の人々全てが噛みしめるべき句です。
優秀賞の「あられ」さん、真打ち登場といった感ありです。いつも面白い視点で表現してくれます。
同じく優秀賞の「福期待」さん、サラちゃん関連の投句が多い中、彼女の凄さを大→小→大でズバリ言い当てました。俳句で言うところの遠近法の技ですね。
「ブランパン」さん、マラソン男子選考レースの低調さをうまく表しました。レース内容もまさにこの句のとおりでした。
佳作の「恭子」さん、行き着く先は「東京ビッグサイト」というメッカでしょうか。まさにこれが川柳の「穿(うが)ち」。
「B満義」さん、毎回問題になるオリンピック選手選考ですが、彼女の笑顔だけが救いですね。
「地球っ子」さん、あまり良くないニュースや話題のなかで、ホッと出来る、それでいて芯の強さを感じる句です。「踏んで行く」の切れが余韻を残します。
「ザ・哲也」さん、皮肉たっぷりの面白い句でした。アスリートのほうが「天」なんですね。
「O洋志」さん、不甲斐ない結果の理由はこれですね。
番外編の「NK」さん、「まったくだなぁ〜」と納得しちゃいましたが、他の句と並べるのも憚られましたので、今回特別に番外編とさせていただきます。

回をを重ねるごとに、秀逸な句が多くなり、選考も大変難航します。上記以外にも捨てがたい句は沢山あります。これらは全て書籍化に当たっては再度、下記先生方に再選考していただきますので、落胆されることなく、またどしどし投句して下さい。

※お名前はペンネームを掲載しております。本名だけの方もお名前の一部を掲載しております。
本名の掲載をご希望の方はお申し出下さい。
今回の投句作品にも上、中、下句の間にスペースを入れられる方が多く見受けられましたが、
川柳の基本に則り意図的にスペースを入れていると思われる作品以外は詰めて掲載いたします、ご了承ください。


 
 


HOME